2012年8月6日月曜日

損保各社、勘違いアプリ続々

損保を始めとする保険業界、未だ顧客の価値を高めることができない業界であり、しかしながら旧商品により収入があるため自らを変えることができない業界のひとつだろう。

本来はその人の収入/貯蓄を超える出費・リスクにどう応えるか、あるいは収入の減少に貯蓄を含めどう対応すべきなのかを提案し、そしてそのための出費がリスクに見合ったものでなければ顧客は離れていく一方である。

自動車事故が増えているから、事故防止アプリを提供し、事故を減らせるという。

そんなことは絶対にあり得ない。

自動車事故は、自動車であるが故に起こるものであり、自動車会社、そして道路や信号機を建設/設置する自治体での対応なしで実現できるとは思えない。

そんなあり得ない対応を採用する時点で、終っている。

自動車保険は、まず事故を起こすことのない高度システムを積んでいる車両識別をし、保険料を下げ、そのような「事故を起こさない顧客」を逃がさないことだ。そんなことをしている損保会社はない。「事故を起こさない顧客」を集めることこそ、そのための商品設計をすることそこ、利益をあげる王道である。

それを理解できないのは、本気で事故を減らそうなどと思っていない証でもある。

なぜ、このような組織が生まれてしまうのか。それは本質を追求しなくても、競争をしなくても、生き残って行く環境にある。


損保各社、スマホで事故防止 アプリ続々 http://www.nikkei.com/article/DGXNZO44590190V00C12A8NN7000/

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